外国人の月給29万円 雇用理由に「労働力不足」〈厚労省調査〉
2026年09月12日 福祉新聞編集部
厚生労働省が8月31日に公表した2025年外国人雇用実態調査で、フルタイムなど一般労働者として働く外国人の月給が約29万円だったことが分かった。前年より6・4%増えており、労働力不足を背景に外国人の待遇も改善傾向にある。
調査は25年10~11月、雇用保険の被保険者が5人以上で、外国人を雇用している事業所から無作為に抽出した9016事業所を対象に実施。3919事業所が回答した。
基本給や時間外手当などを合わせた月給は29万2400円で、前年より1万7500円増えた。労働時間は158・7時間、残業は17・6時間だった。
在留資格別にみると、専門的・技術的分野が30万6500円で、このうち特定技能は25万4100円だった。技能実習は21万3500円、永住者や日本人の配偶者など身分に基づくものは34万7200円だった。
外国人を雇用する理由を複数回答で聞くと、労働力不足の解消(68%)が最も多く、日本人と同等以上の活躍を期待(56%)▽事業所の多様性の向上(18%)▽日本人にはない技術の活用を期待(14%)――と続いた。
同様に外国人の雇用に関する課題については、コミュニケーションが取りにくい(46%)▽事務負担が煩雑(25%)▽文化などの違いによるトラブル(22%)――などが挙がった。
厚労省によると、雇用保険の被保険者が5人以上いる事業所で働く外国人は約204万人で、前年より22万人増えている。産業別では製造業が61万人、サービス業が33万人、卸売・小売業が23万人で、医療・福祉は14万人だった。

