県外転出理由に男女差 新潟県が首都圏移転の若者を調査
2026年02月26日 福祉新聞編集部
新潟県は9日、同県出身の若者が県外に転出した背景を調べた結果を発表し、男女差があることを明らかにした。首都圏(東京、埼玉、千葉、神奈川)に転出した人のうち、最も多い理由は男女とも「希望する進学先が少ない」で、男性が48.5%、女性が42.9%だった。
一方、女性が男性よりも多く回答したのは「親や周囲の干渉から逃れたい」で、男性が14.2%だったのに対し、女性は20.7%。「生活に必要な施設・サービスが充実していない」「多様な価値観が受け入れられなそうだから」も女性が男性より多く挙げた。
男性は進学や就職といったキャリア形成の環境を重視する一方、女性は対人関係をはじめ生活環境を重視する傾向が浮かんだ。
また、出身地域での固定的性別役割分担として当てはまること(複数回答)を尋ねたところ、「地域や親戚の集まりで食事の準備やお茶出しは女性の仕事」「家事、育児、介護は女性の仕事」を挙げた人は女性が多く、男性の約2倍だった。
同県は人口の転出超過が年間6000人超で、全国でも上位に入ることから、若い女性を県内に定着させる施策に生かそうと県独自で初めて調査した。
調査結果から、若い女性の意識と職場・地域社会のギャップが転出につながっていると判断。魅力ある職場づくりや固定的性別役割分担意識の解消が課題だとした。
同県出身の18~39歳の男女800人(首都圏在住者400人、県内400人)を対象に2025年11月にインターネットで調査した。

