精神科病院の従事者による障害者虐待260件 厚労省が初集計

2026年0128 福祉新聞編集部
厚生労働省

 厚生労働省は19日、2024年度に都道府県、指定都市が精神科病院の従事者による障害者虐待として通報・届け出を受けたのは6258件あり、そのうち260件は虐待と認定したとする集計結果を公表した。

 22年の改正精神保健福祉法により、精神科病院の従事者による障害者虐待について、都道府県、指定都市に通報することが義務付けられた。集計は今回が初めて。厚労省は「通報制度が認識されていることが確認できた。今後の推移を注視していく」としている。

 6258件のうち、虐待を受けたと思われる精神障害者を発見した人による通報・相談が1514件、虐待を受けたとする精神障害者による届け出・相談が4744件。

 被虐待者数は413人で、男女ほぼ半数ずつ。虐待の類型は身体的虐待、心理的虐待が大半を占めた。

 虐待者の職種は看護師が202人で最多。次いで准看護師58人、看護助手54人、医師14人。虐待に対する措置として、258件で通報・届け出に関する報告を徴収し、改善計画の提出を求めたのが189件、提出された改善計画の変更を命じたのが4件あった。

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