生活保護の特例加算1000円引き上げ 10月から、物価高に対応
2026年01月18日 福祉新聞編集部
厚生労働省は、生活保護費のうち食費や光熱費に当たる生活扶助費について、10月から世帯人数1人当たり1000円引き上げる。上野賢一郎厚生労働大臣と片山さつき財務大臣による2026年度予算案の閣僚折衝で決定した。
見直しの対象は、23年度から実施している特例加算。22年の基準部会の検証結果に基づき、19年当時の消費実態の水準に一定額の加算を行っている措置。今回の見直しは、物価高騰が長期化する中、一般低所得世帯の消費実態を踏まえた。
現在は世帯人員1人当たり月額1500円を上乗せしているが、これを1000円引き上げ、月額2500円にする。特例加算してもなお、従前の基準額を下回る世帯については、引き続き旧基準額を保障する。
一方で、生活保護受給者のうち入院患者や介護施設入所者については、食費や光熱費が現物給付されている状況などを踏まえ、加算額は現行の月額1000円を維持する。
27年度以降の生活扶助基準の在り方については、24年に実施された全国家計構造調査を基に、基準部会で定期検証を行う予定。

