未来、地域へ広がりを ノウフクの日でイベント

2025年1209 福祉新聞編集部
会場では農福連携商品の試飲食も行われた

政府の改訂版農福連携等推進ビジョンで定められた「ノウフクの日(11月29日)」の記念イベントが1日、東京都港区のベルサール虎ノ門で開かれ、会場とオンラインで約450人が参加した。

ステージでは、ビジョンに掲げられている未来の担い手育成や、地域協議会とユニバーサル農園の普及に向け、講演やトークセッションがあった。ユニバーサル農園に取り組んでいる社会福祉法人ゆうゆう(北海道)の大原裕介理事長は「我々側の描くものに当てはめがちだが、障害者ら一人ひとりの個別性を大事にしている」と話し、安芸市農福連携研究会(高知県)の公文一也氏は「農業側は人手不足解消が目的でも、最初は話もしなかった障害者らがあいさつできるようになると喜びを感じる」と語った。

会場では25団体の農福連携商品が紹介され、ラベンダーチャイシロップ((株)ボタジェ)、ローズリーフのお茶((株)バラの学校)、さつまいもジャム(せたがや農福ファーム・せたそら)などの試飲食ができたり、サンプル品が配られたりした。

イベントを共催した日本農福連携協会の皆川芳嗣会長理事は「農福連携をもう一段広がりを持たせて進めていきたい」と話した。

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