障害者雇用で7事業所に厚労大臣表彰 機構理事長表彰には福祉法人も
2025年09月30日 福祉新聞編集部
厚生労働省は9日、障害者雇用優良事業所などの表彰式を都内で開催した。障害者を積極的に雇用している優良事業所7カ所と、模範的職業人として長年働いている優秀勤労障害者9人に厚労大臣表彰が贈られた。高齢・障害・求職者雇用支援機構理事長表彰の優良事業所には弘前豊徳会(青森県)など3社会福祉法人が選ばれた。
表彰式で福岡資麿厚労大臣は「表彰を受けられる皆さんは障害者雇用の質の向上に地域社会全体の模範となっている」と賛辞を送った。受賞者を代表して大山康彦サンアンドホープ常務取締役(福岡県)は「27人の障害者が勤務している。障害者に雇用機会を提供することは個々の能力を活用するだけでなく、包摂的かつ持続可能な社会の実現にも貢献する」と述べた。
また、障害者が描いた働くことや仕事をテーマとする「絵画」と、障害者の仕事にスポットを当てた「写真」のコンテストの表彰式も行われた。応募総数1680点の中から、厚労大臣表彰4点、優秀作品76点が選ばれた。入賞作品の展示会が10~11月に札幌、愛知、福岡で順次開かれる。
いずれも9月の「障害者雇用支援月間」に合わせて、障害者の職業的自立と障害者雇用の機運醸成を目的に毎年度行われている。