園児がギフト作り プロの仕事を体験(東京児童協会)

2024年1017 福祉新聞編集部
ギフトカードの花に色を塗る園児

都内で24の保育所、こども園を運営する社会福祉法人東京児童協会(菊地政幸理事長)は、園児がプロの仕事を体験するイベントを開いている。4日には江戸川区の「かさい発みらい行きほいくえん」で、年長児18人がカードスタンドとギフトカードを作り、ワクワクする気持ちを届けるギフト作りを体感した。

法人では企業などと連携することで、夢につながる体験をこどもに提供し、企業などにも保育現場を知ってもらい、こどもと触れ合う中で商品開発のヒントを得てもらおうと取り組んでいる。

同日のイベントはベビーギフトの販売・サービスを展開するYomが共催。園児に対して「プレゼントをもらった人がワクワクする気持ちを作る仕事です」と紹介した。

園児は同社の社員らに助けてもらいながら、色鉛筆でギフトカードの花に色を塗り、裏面に絵やメッセージを書いた。ギフトを贈る相手は母親が多かったが、遠くに住む友だちに贈るという園児もいた。孫浩然ちゃん(6)は花をカラフルに塗り、メッセージには「まま、だいすき」と書き、「ママは喜んでくれると思う」と笑顔で話した。

担当した保育士の山下紫彩奈さんは「多くの大人が関わってくれたので、いつもと違う園児の表情が見られ、楽しんでいた」と話した。法人では今後もこうしたイベントを開いていく。