赤い羽根運動、始まる キックオフイベントに大河ドラマ出演中の倉沢杏菜さんら

2024年1012 福祉新聞編集部
イベントには倉沢さん(右端)も訪れた

第78回赤い羽根共同募金運動が1日、全国一斉に始まった。今年度の目標は178億5902万円。スマホ決済アプリ「PayPay」による募金も開始した。

霞テラス(東京都千代田区)で開かれたキックオフイベントで、中央共同募金会の村木厚子会長は「共同募金はこれまで支える人を支える募金として、多彩な活動をつくり出し、育て、継続することに活用いただいてきた」と説明。「困ったときはお互いさまという大切にしてきた思いに賛同いただければ」と話した。

会場には、厚生労働省の日原知己社会・援護局長や大相撲の東関親方、大河ドラマ「光る君へ」に出演中の倉沢杏菜さんらも参加し、募金を呼び掛けた。

今回から募金箱にQRコードを添付。アプリ上で本人確認を済ませるとPayPayで募金できるようになった。「現金を持つ人が少なくなる中、寄付しやすい環境をつくるため」(同会)だという。

昨年度の募金実績は合計で160億7248万円。内訳は戸別募金(51%)▽地域歳末たすけあい(22%)▽法人募金(10%)▽職域募金(4%)▽NHK歳末たすけあい(3%)▽学校募金と街頭募金(各1%)と続いた。

助成したのは4万4630件、138億5085万円で、内訳は住民全般(44%)▽高齢者(22%)▽こども・青少年(12%)▽障害(同)などだった。