保育士目指すきっかけに 帰省中の学生が保育補助(沖縄・竹富町)
2024年09月12日 福祉新聞編集部日本最南端の町で、西表いりおもて島や波照間はてるま島など九つの有人島や、無人島から成る沖縄県竹富町で今夏、夏休みで帰省中の高校生や大学生が保育所で保育補助として勤務した。
町内に高校がなく、若者は進学を機に沖縄本島や石垣島、県外に出ていき、そのまま町外で就職するケースも少なくない。
町内で保育士不足が課題となる中、長期休暇で帰省した学生がこどもたちと関わり、保育士らと一緒に働くことで、将来保育士を目指すきっかけになればと町が企画した。
1日最長8時間(休憩1時間含む)、週20時間未満で、町内の保育所、幼稚園の保育補助としてパート勤務してもらい、町が給与(時給1037~1127円)を支払う。
学生本人または保護者が住民基本台帳に登録している高校生、大学生らを募った結果、高校生14人と大学生1人の計15人が参加。園児と一緒に遊ぶなど保育士らと共に汗を流した。