「保活ワンストップ」など 子育てサービスDXを 自治体参加の推進会議(東京都)
2023年12月26日 福祉新聞編集部子育てサービスのDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めるため、東京都は15日、都庁で国や都内自治体が参加する「つながる子育て推進会議」の初会合を開いた。2025年度までに保育所探しから入園までの手続きのオンライン化などを連携して進めることを確認した。
初会合には小池百合子都知事、都関係者のほか、こども家庭庁、デジタル庁、総務省や都内の自治体、民間団体が出席した。
都は子育て世代のスマートフォン保有率が9割を超えていることなどを踏まえ、25年度を目標期限に四つのプロジェクトを進めると説明した。
こどもを保育所に入園させるための活動「保活」の負担軽減に向け、一連の手続きをオンラインで完結させる「保活ワンストップ」は24年度にも一部の自治体で先行して実施することを想定する。
アプリから子育てサービスの情報が先回りで届き、申請忘れを防ぐ「プッシュ型子育てサービス」や、一度提出した情報を二度提出することを不要とする「ワンスオンリー」の徹底などで給付金手続きの利便性向上を図る。