こども・若者の自殺予防 厚労省ポスターやウェブで呼び掛け
2024年09月07日 福祉新聞編集部厚生労働省は10~16日の「自殺予防週間」に、自殺防止に向けた集中的な啓発活動を実施する。全国自治体による「こころの健康相談統一ダイヤル」や、民間団体によるSNS・電話相談事業を拡充して実施するのに加え、主にこどもや若者に向けてポスターや動画による相談の呼び掛けなど。
自殺予防週間に先立ち、こども・若者向けのポスターや動画は夏季休暇中から掲示している。また、自殺対策に関する相談窓口などの情報をまとめたウェブサイト「まもろうよこころ」では、こども・若者に必要な情報を発信している。
厚労省の統計によると、2023年の年間自殺者数は2万1837人で、前年から44人減少した。一方で、小中高生の自殺者は近年増加傾向が続いており、自殺者数は513人に上った。過去最多だった22年(514人)と同水準で深刻な状況が続いている。