笑顔でサンタウォーク 足立区でチャリティーイベント

2023年1214 福祉新聞編集部

サンタクロースの衣装を着て街を歩くチャリティーイベント「あだちサンタウォーク」が2日、東京都足立区の北千住駅西口商店街周辺で行われた=写真。コロナ禍のため4年ぶりの開催となり、親子連れを中心に約400人が集まり、盛り上がった。

 

チャリティーは区内の企業、団体が協力して2017年に始めた。足立区は都内でも困窮家庭のこどもが多いとされており、チャリティー参加費(サンタクロースの衣装・帽子付きで大人1400円など)はすべて支援の必要なこどもたちへのクリスマスプレゼント代に使われる。

 

参加者は受け付けで着替えをして順次スタート。約3キロのコースを約1時間半かけて歩きながら、スタンプラリーやゲームを楽しんだ。こどもたちはゲームにチャレンジして景品をもらうと大喜びし、クリスマスツリーの絵に飾り付け用シールを貼ってオリジナルツリーを作ることも人気だった。5歳の娘と参加した父親は「衣装を着て歩くのは恥ずかしいと思ったけど娘以上に楽しんでいる」と笑顔で話した。

 

運営スタッフは約110人。企業、団体、学生がボランティアで担った。足立区社会福祉法人連絡会(会長=近藤常博・社会福祉法人聖風会理事長)も地域公益活動の一環として協力。近藤会長は「未来のあるこどもたちを大人が応援していることが伝われば」と話した。