就職フェアで43法人がアピール 福祉系学生400人が参加
2023年02月28日 福祉新聞編集部2024年新卒者向けの福祉就職フェア「FUKUSHI meets!」が2月16、17両日、都内で開かれ、大学3年生ら400人が参加した。一般社団法人FACE to FUKUSHI(F2F)の主催。
フェアには高齢や障害、こども分野の福祉事業を運営する43法人が出展。タブレットを活用し、職場の様子や働き方などを学生に説明していた。
中でも社会福祉法人福祉楽団(飯田大輔理事長)には多くの学生が集まっていた。現在、千葉や埼玉で特別養護老人ホームや障害者の就労継続支援など複数事業を展開する同法人は、24年から千葉県内に新たに児童養護施設を開設する。定員は36人で、高齢者のグループホームなども併設するという。そのため50人の新卒学生の採用を予定している。同法人で採用を担当する高師利紗課長は「昨夏から始めたインターンシップは100人以上が参加した。引き続き、多くの学生に私たちの取り組みを知ってもらえれば」と話した。
新型コロナウイルス感染症の影響で、同フェアはオンラインで行われており、対面での開催は3年ぶり。24年卒の学生は、高校の卒業式が行われず、大学のサークル活動にも参加していないケースが多い。
同フェアは、社会福祉法人ゆうゆう(大原裕介代表理事)とNPO法人み・らいず2(河内崇典代表理事)が14年に立ち上げた。学生が集まりやすい仕掛けづくりや、出展法人を対象にした採用戦略セミナーなどが注目されており、今回も一部地域で法人の出展は締め切り前に満員になったという。